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ACEFメールニュース no.8 (2021年12月)

ACEFの日本での活動とバングラデシュでのパートナーとの共働事業の今を伝えるために、会員、寄付者、イベント等で出会ったみなさまにお送りしています。
  1. バングラデシュの学校が543日ぶりに再開。新年度の学びの継続に希望を。
  2. バングラデシュの子どもたちが学びをつづけられるよう、冬期募金にご協力お願いします。
  3. ACEFの新しいホームページができました!
  4. ACEFの新しいビジョン・ミッションを公表しました。
  5. 電子書籍化記念!岩波ジュニア新書「SDGs時代の国際協力」感想文
  6. イベント報告 10/9 グローバルフェスタ、 11/3 エイセフ会員フォーラム
  7. 「尊厳」ワークショップのこれまでとこれから
  8. 年末のお片付けで寄付
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新型コロナ感染拡大により、昨年の3月17日から休校となっていたBDP小学校が、9月12日に再開しました!
子どもたちにとっては543日ぶりの登校になります。最高学年の5年生は通常通り週6日、1年生から4年生は週1日のペース(11月からは毎日)で、学校に通うことができました。
学校ではコロナ対策として、子どもたちは手洗いをし、ソーシャルディスタンスやマスクの着用も守っています。
コロナ禍で家庭の経済状況が悪化し、学校へ戻ってこれなくなった子どもたちがいます。約2割の登録されている生徒が戻ってきていませんが、そのうち半分は別の学校で学べているとのことです。残りの半分の子どもたちは仕事を求めて家族で別の町に移住したり、村にとどまっても子どもも働かざるを得ないために戻れていません。小学校5年生で結婚させられ学校をやめた少女もいました。
1月から新年度が始まります。「誰一人取り残さない」教育を実現するために、マイクロファイナンスで家計を支えるプロジェクトや中学校進学の支援を手掛けることとなりました。(今年度から(公財)ウェスレー財団レガシー基金の助成を受け、バングラデシュのノンフォーマル教育支援の変革にBDPとACEFが対話をしながら取り組むことになりました。)

【冬期募金のお願い】子どもたちが新しい年も学びを続けられますように

バングラデシュのBDP学校は再開しましたが、運営していく資金が不足しています。
学校が休校中もBDP学校の教師の雇用を守るために、ACEFはこの1年半の間もこれまで通り支援を続けてきました。更に緊急支援や再開に向けての準備に追加費用がかかりました。
バングラデシュのBDP学校の運営は100%ACEFからの支援に頼っています。子どもたちが学びを続けられますよう、寄附にご協力ください。
クレジットカード(JCB, Ammexも加わりました)Amazon Payでの寄附は以下のボタンから。銀行振込と郵便振替はメール最後をご覧ください。

新しいホームページができました!

 これまでのホームページを一新し、スマホやタブレットでも見やすいデザインにしました。
 会員とマンスリーサポーターがアクセスできる会員コンテンツのページには、過去のエイセフコミュニケーションやスタディツアー報告者などが見られるようになります。(現在整備中です。別途パスワードをメールでお知らせしますのでお待ちください)
(JICS-NGO支援の助成金の一部で制作しました)
HP

新しいACEFのビジョン・ミッション

創立30周年を迎えたACEFは、昨年度から理事・評議員・会員のワークショップを重ねて新しいビジョンとミッションステートメントを策定し、6月の総会において公開しました。従来の「バングラデシュに寺子屋を贈ろう」のスローガンに代わって、これからのACEFの活動指針となりますのでご理解いただければと思います。

ACEFのビジョン(私たちの目指す世界)
一人ひとりの尊厳が大切にされて共に生きる喜びを感じられる社会を目指します。

ACEFのミッション (私たちの使命)
・アジアの人々とのパートナーシップ・共働から共に生きることの実践を模索する。
・未来の共生社会をつくりだす子ども・若者の可能性を開くための教育活動を支援する。
・バングラデシュと日本とが学びあい、大人とこども・若者が共に育つ場をつくる。

また、現在バングラデシュのパートナー団体BDPと協議をすすめながら、ACEFの中期計画も策定中です。(これらの活動はPanasonicNPO/NGOサポートファンドfor SDGsの支援を受けています。)

新しいACEFのビジョン・ミッション

創立30周年を迎えたACEFは、昨年度から理事・評議員・会員のワークショップを重ねて新しいビジョンとミッションステートメントを策定し、6月の総会において公開しました。従来の「バングラデシュに寺子屋を贈ろう」のスローガンに代わって、これからのACEFの活動指針となりますのでご理解いただければと思います。

ACEFのビジョン(私たちの目指す世界)
一人ひとりの尊厳が大切にされて共に生きる喜びを感じられる社会を目指します。

ACEFのミッション (私たちの使命)
・アジアの人々とのパートナーシップ・共働から共に生きることの実践を模索する。
・未来の共生社会をつくりだす子ども・若者の可能性を開くための教育活動を支援する。
・バングラデシュと日本とが学びあい、大人とこども・若者が共に育つ場をつくる。

また、現在バングラデシュのパートナー団体BDPと協議をすすめながら、ACEFの中期計画も策定中です。(これらの活動はPanasonicNPO/NGOサポートファンドfor SDGsの支援を受けています。)
表紙

岩波ジュニア新書「SDGs時代の国際協力~アジアで共に学校をつくる」を読んで

須永修枝(2006年春スタディツアー参加)
 
 この本はバングラの基礎情報も提供されながら、やはりBDPでの活動という視点からバングラの状況を伝えていることに大きな意義があると思いました。バングラで活動していなければ見えない現状、変化を伝えるものだと思います。また、スタディツアー参加者の声を多く載せることで、「協働」というコンセプトを読者に感覚的に伝える貴重な本になっていると思います。ポジショナリティに触れることは、国際協力を語るうえでとても重要だとあらためて思いました。
 大学一年生だと、国際関係というのは「遠い国のどこか、日本でも自分の知らないところで起きている何か」くらいの感覚に留まる傾向があると思っています。そう考えるのも無理はないなとも思うのですが、やはり国際関係や国際協力というのは一人ひとりの主体的、能動的な動き、考え方が重要だと思うので、そのあたりをどう学生に伝えていくか、この本からヒントを得られた部分もありました。
 受容やシェアリングについても、これからの大学での活動を後押ししてもらった気がしています。やはり安心して話せる場というのが大切だなと感じていて、今の大学にはその機会がほぼないのではないかと思っています。そういう場を作りたいと思っていたところなのですが、何かにつけて後回しにしてきました。しかし、この本を読んでやはり行動してみようと思うことができました。色々な意味で初心に戻れたような気がしています。「協働」の大切さ、スタディツアーの時に感じた感覚、そもそもなぜスタディツアーに参加したかったのかなど、忘れかけていたというか、すっかり忘れていた部分を刺激されました。 (すなが のぶえ 富山大学)

*大変好評いただいている本書が電子書籍化されました。どうぞ周囲の方にもおすすめください。詳しくはこちらから。

ACEFのイベント報告

アイキャッチ

10/9 グロフェスオンライン

毎年開催されていた国内最大の国際協力イベント「グローバルフェスタJapan」が、今年はハイブリッドで10月9、10日の二日間開催されました。
ACEFはオンラインで出展し、「SDGから考える~『誰一人取り残さない教育』はどのように達成できるか」と題して、大学生たちが岩波ジュニア新書の内容に沿ったオンラインセミナーを開催しました。その動画をホームページに掲載しています。皆さんご覧ください。
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11/3エイセフ会員フォーラム

2021年11月3日に久しぶりに早稲田の事務局のあるビルの会議室に集まり、また全国の会員とZoomでつないで「2021秋のACEF会員の集い ~みんなで会おう!語ろう!輪を広げよう!~」を開催しました。
北は北海道函館、秋田県男鹿半島、仙台から、群馬、東京、山梨、西は広島までZoomでつながり、各地での取り組みや今後の活動の可能性についてじっくり話し合えました。今後もこのような形で各地の会員とつながっていきたいと思いますし、地方の拠点会場では対面で会員と出会える場を作りたいと思います。
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ACEFの尊厳ワークショップ

尊厳教育の取組みのこれまでとこれから

新しいACEFのビジョンに「尊厳」というキーワードが加わりました。誰もが生まれ持っている価値、社会的なステータスが違っていても尊厳においては平等だということが「共に生きる」ことに大切な考え方だと思います。しかし、尊厳は傷つけられやすく、知らないうちに他人の尊厳を傷つけてしまうことも。この尊厳が大切にされる社会を創り出す人材を育てることが、ACEFのミッションとも言えます。
 大切そうだけどよくわからない「尊厳」について学び、「尊厳」を大切にする組織や社会のリーダーを育てるためのワークショップをACEF評議員のジェフリー・メンセンディークさんを講師に2020年の11月から始めました。2021年度中はすべてオンラインでの実施となりましたが、そこから派生して学校の授業や教師研修としてもACEFの理事や評議員が取り組んでいます。お互いの学びを分ちあう「尊厳カフェ」も若者中心に2022年から開始すべく準備中です。
 尊厳ワークショップに参加したい、自分の組織やグループでも尊厳について学びたいというかたはACEFの尊厳ワーキンググループまでご連絡ください。
 尊厳ワーキンググループ連絡先: dignity-wg@acef.or.jp

ACEF関係者の新刊図書紹介

創設者 舩戸牧師を突き動かすもの

ACEFの創設者舩戸良隆牧師が現在奉仕されている勝沼教会の新築のために説教集を出されました。舩戸先生がなぜACEFを始められたか、その奉仕の力の源を知るためにも是非買ってお読みください。
舩戸良隆説教集

ACEFの新しいビジョンを理解する

ACEF評議員のジェフリー・メンセインディークさんが翻訳したドナ・ヒックの「尊厳モデル」についての二つ目の著作は、尊厳を守るリーダーとなるための必読書。ワークショップ参加とあわせて、お読みください。
〈尊厳〉のリーダーシップ

シロアムの園の公文和子さんの著書

ACEF会員で1993年のスタディツアーが原点とおっしゃる小児科医の公文和子さんは、2015年にケニアで障がい児支援施設「シロアムの園」を創設されました。子どもたち共に生きる姿と今の時代への思いが伝わります。
公文和子著書

年末のお片付けで寄付ができます

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お宅に眠っている金券や貴金属・骨董品から絵画やピアノまで「お宝」を査定してACEFに寄付ができる仕組みです。
おなじみの古本チャリティ募金です。送付方法が変更のため、以下のボタンからACEFホームページで確認ください。
ブランド品の洋服やアクセサリーでも寄付が可能です。タンスに眠っている服のリサイクルでACEF活動にも貢献。
*未使用の切手と書き損じハガキは事務局に直接お送りください。コロナ禍で輸送ができないため鉛筆等文房具や中古パソコンの受付は中止とさせていただきました。
アジアキリスト教教育基金Logo2

編集後記

バングラデシュの学校再開のニュースを伝えようと待っているうちに、発行がどんどん遅れクリスマスになってしまいました。11月1日から12月15日まで実施したクラウドファンディングも200万円以上の寄付を集め、成功裏に終わりました感謝です。2022年は子どもたちが学校に通い学ぶ様子をお伝えしたいと願っています。
みなさま良い年をお迎えください。
年末年始12/28~1/4事務局は休業させていただきます
銀行口座:三菱UFJ銀行 高田馬場支店 普通1543149 トクヒ)アジアキリストキョウキョウイクキキン
郵便振替口座:00100-0-185540 加入者名 アジアキリスト教教育基金
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